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PHPセッションを使った複数ページフォームの作り方

最終更新日: 2025年9月26日

入力項目が多いフォームでは、「入力画面」→「確認画面」→「完了画面」のように、複数のページに分割することがあります。このとき、ページを移動してもユーザーの入力情報を保持するために使われるのが「セッション」という仕組みです。

セッションとは?

セッションとは、ユーザーがサイトを訪問してから離脱するまでの一連の操作を管理するための仕組みです。サーバー上に一時的にデータを保存する箱のようなもので、ページを移動しても、その箱に保存したデータを取り出すことができます。

セッションの基本的な使い方

セッションを使うには、まずPHPファイルの先頭で「今からセッションを使います」と宣言する必要があります。

session_start(); // 必ずページの処理の最初に記述

宣言の後は、`$_SESSION` という特別な変数(配列)を使って、データを自由に保存したり、取り出したりできます。

入力ページ(input.php)での処理例:

// セッションを開始
session_start();

// フォームから送信された名前をセッションに保存
$_SESSION['name'] = $_POST['name'];

確認ページ(confirm.php)での処理例:

// セッションを開始
session_start();

// セッションから名前を取り出して表示
$name = $_SESSION['name'];
echo htmlspecialchars($name, ENT_QUOTES, 'UTF-8');

まとめ

PHPセッションを使えば、複数ページにわたるフォームでも簡単に入力情報を引き継ぐことができます。Myフォームクリエイターは、このセッションの仕組みを利用して、入力から確認、完了までスムーズな画面遷移を実現しています。セッションはフォーム以外にも、ログイン機能など様々な場面で応用される重要な技術です。