フォームのセキュリティ対策3つの基本
最終更新日: 2025年9月26日
Webフォームは、個人情報などを扱う重要な入り口です。そのため、悪意のある攻撃からサイトとユーザー情報を守るためのセキュリティ対策は不可欠です。ここでは、最低限知っておくべき3つの基本的な対策をご紹介します。
1. クロスサイトスクリプティング(XSS)対策
攻撃者がフォームに不正なスクリプトを埋め込み、他のユーザーのブラウザ上で実行させる攻撃です。これを防ぐ最も基本的な方法は、ユーザーからの入力を画面に出力する際に必ず `htmlspecialchars()` 関数を使い、HTMLタグを無害化することです。
2. クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)対策
ユーザーが意図しないリクエスト(書き込みや購入など)を、別のサイトに仕掛けられた罠を通じて強制的に実行させる攻撃です。フォームを表示する際に「トークン」と呼ばれる秘密の文字列を生成し、送信時にそのトークンが正しいかを検証することで、正規の画面からのリクエストであることを確認し、攻撃を防ぎます。
3. サーバーサイドバリデーション
入力内容が正しい形式(メールアドレスの形式、文字数制限など)であるかをチェックすることをバリデーションと言います。JavaScriptによるチェック(クライアントサイド)はユーザーの利便性を高めますが、簡単に突破できてしまいます。そのため、**必ずサーバー側(PHP)でも同様のチェックを行う**「サーバーサイドバリデーション」がセキュリティ上、極めて重要です。
まとめ
フォームのセキュリティは「性悪説」で考えるのが基本です。**「ユーザーからの入力はすべて信頼できない」**という前提に立ち、適切な対策を施すことが重要です。Myフォームクリエイターでは、これらの基本的なセキュリティ対策が組み込まれているため、安心してご利用いただけます。
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