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レスポンシブデザインとメディアクエリ

最終更新日: 2025年10月4日

現代のWebサイトは、PCだけでなくスマートフォンやタブレットなど、様々な大きさの画面で閲覧されます。レスポンシブデザインとは、1つのHTMLファイルで、閲覧しているデバイスの画面幅に応じて最適なレイアウトやデザインを適用する手法のことです。

レスポンシブデザインの心臓部「メディアクエリ」

レスポンシブデザインを実現する中核技術が、CSSの「メディアクエリ」です。メディアクエリを使うと、「もし画面幅が700px以上なら、このCSSを適用する」といった条件分岐をCSS内に記述できます。

/* 基本のスタイル(スマートフォン向け) */
.container {
  width: 100%;
}

/* 画面幅が700px以上の場合に適用されるスタイル */
@media screen and (min-width: 700px) {
  .container {
    width: 700px; /* PC向けには幅を固定 */
    margin: 0 auto; /* 中央揃え */
  }
}

このように、まずはスマートフォン向けの基本的なスタイルを書き、メディアクエリを使って画面幅が広いデバイス向けのスタイルを「上書き」していくのが一般的です。この考え方を「モバイルファースト」と呼びます。

viewport(ビューポート)設定の重要性

レスポンシブデザインを正しく機能させるには、HTMLの``内に「viewport」を指定するメタタグが必須です。これにより、デバイスの画面幅を基準にしてページを表示するようブラウザに指示します。

<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1">

まとめ

レスポンシブデザインは、**メディアクエリ**を使って画面幅に応じたスタイルを適用することで実現します。Myフォームクリエイターやそのテンプレートも、この技術を用いることで、PCでもスマートフォンでも快適に利用できるデザインになっています。まずは「モバイルファースト」で考え、メディアクエリでPC向けの調整を加えていくのが現代的なWeb制作の流れです。

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