プレースホルダーの正しい使い方と注意点
最終更新日: 2025年10月3日
入力欄の中に「例:山田 太郎」のように薄い文字で表示されるテキスト、それがプレースホルダーです。入力のヒントとして便利な機能ですが、使い方を間違えると、かえってフォームを使いにくくしてしまうことがあります。
プレースホルダーの本来の役割
プレースホルダーの役割は、項目名(ラベル)を補足するための**「入力例」や「ヒント」**を示すことです。例えば、電話番号の欄に「例:090-1234-5678」と表示したり、パスワードの欄に「8文字以上の半角英数字」と表示したりするのが正しい使い方です。
やってはいけない!プレースホルダーの間違った使い方
最もよくある間違いが、**項目名(ラベル)の代わりにプレースホルダーを使う**ことです。例えば、入力欄の外に「お名前」というラベルを置かず、プレースホルダーに「お名前」とだけ表示するようなデザインです。これには、以下のような問題点があります。
- 入力し始めると消えてしまう:ユーザーが文字を入力し始めると、プレースホルダーは消えてしまいます。何を入力する欄だったか忘れてしまった場合、一度入力を消して確認し直す手間が発生します。
- アクセシビリティの問題:多くのスクリーンリーダー(画面読み上げソフト)はプレースホルダーを読み上げません。そのため、視覚障がいのあるユーザーは何を入力すべきか分からなくなってしまいます。
- 視認性の問題:プレースホルダーの文字色は薄く、コントラストが低いため、視力が弱いユーザーや高齢者には見えにくい場合があります。
まとめ
プレースホルダーは、**あくまで補助的な役割**と心得ましょう。項目名は必ず`
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