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ファイルパーミッションの基本

最終更新日: 2025年10月4日

PHPプログラムをサーバーに設置した際、「うまく動作しない」「500エラーが出る」といった問題の原因としてよくあるのが「パーミッション」の設定ミスです。パーミッションとは、ファイルやディレクトリ(フォルダ)に対するアクセス権限のことです。

3つの権限と3つの対象

パーミッションは、「誰が」「何をできるか」を定義します。FTPソフトなどで見かける「755」や「644」といった3桁の数字は、これを数値で表現したものです。

3つの権限

  • 読み取り(Read):ファイルの中身を閲覧できる権限。
  • 書き込み(Write):ファイルの内容を変更・削除できる権限。
  • 実行(Execute):プログラムを実行したり、ディレクトリの中に入ったりできる権限。

3つの対象

3桁の数字は、それぞれ以下の対象に対する権限を表しています。

  • 1桁目:所有者(ファイルを作成したユーザー)
  • 2桁目:グループ(所有者と同じグループに属するユーザー)
  • 3桁目:その他(上記以外の全てのユーザー)

一般的な設定値

レンタルサーバーなどで推奨される一般的な設定値は以下の通りです。

  • PHPファイルやHTMLファイル:`644`
    (所有者は読み書き可能、その他は読み取りのみ可能)
  • ディレクトリ(フォルダ):`755`
    (所有者は読み書き実行が可能、その他は読み取りと実行が可能)

Myフォームクリエイターのように、プログラムがファイル(`inquiries.json`など)にデータを書き込む場合、そのファイルや、ファイルが置かれている `data` ディレクトリのパーミッションを書き込み可能な設定(例: `777`)に変更する必要がある場合があります。

まとめ

パーミッションは、サーバーを安全に運用するための重要な仕組みです。基本的には推奨設定に従い、プログラムによる書き込みが必要な箇所のみ、最小限の権限を与えるようにしましょう。FTPソフトでファイルやフォルダを右クリックし、「プロパティ」や「属性の変更」から設定できます。

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