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.htaccessの基本と便利な使い方

最終更新日: 2025年10月4日

`.htaccess`(ドットエイチティアクセス)は、Apache(アパッチ)という種類のWebサーバーの挙動を、ディレクトリ単位で制御するための設定ファイルです。このテキストファイルを作成し、特定のルールを記述してサーバーに置くことで、様々な設定変更が可能になります。

.htaccessでできることの例

`.htaccess` を使うと、サーバー全体の設定を触ることなく、多岐にわたる制御が可能です。

  • リダイレクト設定:古いURLから新しいURLへ自動的に転送する(301リダイレクトなど)。
  • アクセス制限:特定のIPアドレスからのアクセスを拒否したり、IDとパスワードを知っている人だけが閲覧できるディレクトリを作成したりする。
  • エラーページのカスタマイズ:404 Not Found(ページが見つからない)エラーが発生した際に、オリジナルのデザインページを表示する。
  • URLの書き換え(リライト):`example.com/page.php?id=123` のような動的なURLを、`example.com/page/123/` のような静的で分かりやすいURLに見せかける。

基本的な書き方:301リダイレクトの例

例えば、サイトを移転した際に、古いページ `/old.html` から新しいページ `/new.html` へ恒久的に転送(301リダイレクト)させたい場合は、`.htaccess` ファイルに以下のように記述します。

Redirect 301 /old.html https://www.new-domain.com/new.html

まとめ

`.htaccess` は、サイト運営において非常に強力なツールです。ただし、記述を一行でも間違えるとサイト全体が表示されなくなる(500 Internal Server Error)可能性があるため、編集する際は必ず**元のファイルのバックアップを取ってから**慎重に作業しましょう。多くのレンタルサーバーでは、コントロールパネルから簡単 に `.htaccess` を編集できる機能も提供されています。

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