Webの連携を支える「API」とは?
最終更新日: 2025年10月4日
API(Application Programming Interface)とは、ソフトウェアやWebサービスの一部機能を外部の他のプログラムから利用できるようにするための「窓口」や「接続口」のようなものです。APIを利用することで、開発者はゼロから全ての機能を作ることなく、既存の優れたサービスと連携して新しい価値を生み出すことができます。
レストランに例えるAPI
APIの仕組みは、レストランの注文に例えると分かりやすいです。
- あなた(プログラム):客
- 連携したいサービス(例: Googleマップ):厨房
- API:ウェイター
客であるあなたは、厨房の中がどうなっているか(プログラムの内部構造)を知る必要はありません。ウェイター(API)に、決められた形式で「注文(リクエスト)」を伝えれば、ウェイターが厨房にそれを伝え、出来上がった「料理(レスポンス)」を運んできてくれます。この「ウェイターとの決められたやり取りのルール」こそがAPIなのです。
フォームにおけるAPIの活用例
フォームの世界でもAPIは広く活用されています。
- 郵便番号からの住所自動入力:郵便番号検索APIに郵便番号を送信すると、対応する住所データを返してくれます。Myフォームクリエイターでも、この仕組みを利用したAPI(AjaxZip3)を組み込んでいます。
- スパム対策(reCAPTCHA):GoogleのAPIと連携し、人間かボットかを判定します。
- 外部サービスへのデータ連携:フォームから送信された顧客情報を、ChatworkやSlack、kintoneといった外部のビジネスツールにAPIを通じて自動で登録する、といった高度な連携も可能です。
まとめ
APIは、**「サービスの機能を外部と共有するための公式な窓口」**です。この仕組みのおかげで、世の中の様々なサービスが互いに連携し、より便利で高機能なアプリケーションが日々生まれています。郵便番号検索のように、APIは私たちの身近なところでWebを支える重要な役割を担っているのです。
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