ミス1：タグの「閉じ忘れ」

HTMLは、<p>（開始タグ）と </p>（終了タグ）のように、2つで1セットが基本です。この「終了タグ」を忘れると、ブラウザは「どこまでがこのかたまりか」が分からなくなり、ページ全体のレイアウトが崩壊することがあります。

• 悪い例：
  <div> <h2>見出し</h2> <p>文章です... （</p> と </div> を忘れている）
• 良い例：
  <div> <h2>見出し</h2> <p>文章です...</p> </div>

【対策】
VSCodeのような高機能なエディタは、開始タグをクリックすると、対応する終了タグをハイライトして教えてくれます。必ずセットになっているか確認しましょう。

ミス2：画像のパス（ありか）が違う

「使い方ガイド」や「よく頂く質問」でも解説している通り、画像を表示するには「imagesフォルダの中の、〇〇.jpgという名前のファイル」というように、正しい場所を指し示す必要があります。これを「パス」と呼びます。

• 悪い例：
  <img src="123.jpg"> （これだと、index.html と同じ階層に 123.jpg があることになってしまう）
• 良い例：
  <img src="images/123.jpg"> （images フォルダの中の 123.jpg を指している）

【対策】
画像が表示されない時は、まず「ファイル名は合っているか？」「images/ を付け忘れていないか？」を第一に疑ってください。

ミス3：「全角スペース」が混入している

日本語入力（全角モード）のまま、うっかりコード内にスペース（空白）を入れてしまうと、それは「全角スペース」になります。HTMLやCSSは「半角英数字」で書かれるルールのため、全角スペースは「謎の文字」として扱われ、コードが動かなくなります。

• 悪い例：
  <div　class="wrapper"> （div と class の間が全角スペース）
• 良い例：
  <div class="wrapper"> （div と class の間が半角スペース）

【対策】
このミスは、見た目では非常に分かりにくく、厄介です。コードを編集する時は、必ずキーボードを「半角英数モード」にする癖をつけましょう。VSCodeなら、全角スペースをハイライト表示する設定も可能です。