サイトが遅い? Webサイトに使う画像の最適化
最終更新日: 2025年10月24日
「なんだか自分のサイト、表示されるのが遅いかも…」その原因、ほとんどは「画像」にあります。
デジカメやスマホで撮ったままの巨大な画像をそのまま使うと、訪問者にストレスを与え、Googleの評価(SEO)も下がってしまいます。
なぜ画像を最適化するの?
Webサイトのデータ容量のうち、大半を占めるのが画像ファイルです。画像ファイルが重い(=ファイルサイズが大きい)ほど、読み込みに時間がかかり、サイトの表示は遅くなります。
訪問者は、3秒以上表示されないページは「重いサイト」と判断し、見るのをやめて離脱してしまうと言われています。これはビジネスにとって大きな損失ですよね。
最適化の基本1:リサイズ(大きさの調整)
まず、画像の「寸法(幅と高さ)」を、サイトで表示したいサイズにきっちり合わせます。これを「リサイズ」と言います。
- 悪い例
スマホで撮った写真(例:幅4000px)を、サイトの幅600pxの場所にそのまま表示する。
→ この場合、ブラウザは律儀に4000pxの巨大な画像を読み込んでから、無理やり600pxに縮小して表示します。これは通信容量の完全なムダ遣いです。
- 良い例
あらかじめPCの画像編集ソフトなどで「幅600px」にリサイズしてから、サーバーにアップロードする。
これだけで、ファイル容量は数MB(メガバイト)から数十KB(キロバイト)へと、劇的に軽くなります。
最適化の基本2:圧縮(容量の調整)
リサイズした画像を、さらに「圧縮」してファイルサイズを小さくします。画像圧縮とは、画質を「人間が見て分からないレベル」で少しだけ落とす代わりに、ファイル容量をグッと減らす技術です。
「TinyPNG」や「Optimizilla」といった、Web上で無料で使える画像圧縮ツールがたくさんあります。画像をアップロードするだけで、自動で最適化してくれるので、サーバーにアップする前の習慣にしましょう。
JPGとPNGの使い分け
画像形式の使い分けも重要です。
- JPG (ジェイペグ)
「写真」に使う。フルカラー(約1677万色)を扱え、圧縮率も高い。ただし、背景を透明(透過)にはできません。 - PNG (ピング)
「ロゴ」や「イラスト」に使う。背景を透明にできるのが最大の特徴。写真も保存できますが、JPGよりファイルサイズが大きくなりがちです。
このページのまとめ
- サイトが遅い原因のほとんどは「重い画像」。表示速度はSEOにも悪影響。
- 対策は「リサイズ(寸法を合わせる)」と「圧縮(容量を減らす)」の2つ。
- 写真は「JPG」、ロゴや透明背景は「PNG」と使い分ける。
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