サイトの信頼性を高める「SSL」とは?
最終更新日: 2025年10月25日
サイトを公開した後、アドレスバーを見ると「保護されていない通信」と表示されて不安になったことはありませんか?
これを解決し、訪問者に安心感を与えるのが「SSL」という設定です。今やビジネスサイトには必須の対応となっています。
SSL = 通信を「暗号化」する仕組み
SSL(エスエスエル)とは、インターネット上でのデータのやり取りを「暗号化」する技術のことです。
SSLが設定されていないサイト(URLが http:// で始まる)は、もしお問い合わせフォームなどでお客様が個人情報を入力した場合、そのデータが暗号化されずに(=丸見えのまま)送信されてしまいます。悪意のある第三者に盗み見られるリスクがあり、非常に危険です。
SSLを設定すると、URLが https:// で始まり、ブラウザのアドレスバーに「鍵マーク」が表示されるようになります。これは「このサイトとあなたの通信は暗号化されていて安全ですよ」という証になります。
SSLを設定しないことのデメリット
現在、SSLを設定しないことには、以下のような明確なデメリットがあります。
- 訪問者に不安を与える
アドレスバーに「保護されていない通信」と警告が表示されるため、訪問者が「このサイトは危ないかも」と感じ、すぐに離脱してしまう原因になります。 - SEO評価が下がる
Googleは、SSL化(https化)されているサイトを優先的に評価すると公言しています。SSL化されていないだけで、検索順位で不利になってしまいます。 - 企業の信頼を失う
特に企業サイトや店舗サイトがSSL化されていないと、「セキュリティ意識の低い会社だ」とみなされ、ビジネス上の信頼を大きく損ないます。
どうすれば設定できる?
ご安心ください。SSLは難しいものではなくなりました。
現在、ほとんどの「レンタルサーバー」では、管理画面からボタンを数クリックするだけで、無料でSSLを設定できる機能(「無料SSL」「Let's Encrypt」など)が標準搭載されています。
サイトを公開したら、まずはご契約のレンタルサーバーの管理画面にログインし、「SSL設定」の項目がないか確認してみましょう。詳しい設定方法は、サーバーのマニュアルをご確認ください。
このページのまとめ
- SSLは、通信を暗号化して「鍵マーク」を付け、サイトの安全性を証明する仕組み。
- SSL化しないと「危険なサイト」と警告され、訪問者とGoogleの両方から信頼を失う。
- 最近のレンタルサーバーなら、管理画面から「無料」で「簡単」に設定できる。
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