必要ファイルを準備する

まず、メール送信に必要なプログラム（ライブラリ）と、有料版の機能ファイルを準備します。

1. 有料版SMTP用ファイルを準備
   有料版で提供されたファイルの中から、SMTP機能が実装された「Gmail」ファイル一式（admin_form_fields.php, config.php, functions.php, process.php）をご準備ください。
2. PHPMailerライブラリの準備
   次に、メール送信の専門プログラム（ライブラリ）をダウンロードします。無料で利用できます。
   PHPMailerをダウンロード
3. 緑色の「Code」ボタンをクリックし、「Download ZIP」を選択してファイルをダウンロード後、解凍します。
4. 解凍したフォルダの中にある`src`という名前のフォルダを見つけます。
5. その`src`フォルダの名前を`PHPMailer`に変更します。この`PHPMailer`フォルダを後ほどアップロードします。

サーバーにアップロードする

FTPソフト（FileZillaなど）を使って、STEP1で準備したファイルとフォルダを、お使いのサーバーのフォームを設置している場所にアップロードします。既存のファイルがある場合は、新しいファイルで上書きしてください。

【アップロードするもの】

• 名前を`PHPMailer`に変更したフォルダ
• 有料版のSMTP用ファイル（admin_form_fields.php, config.php, functions.php, process.php）

管理画面でSMTP情報を設定する

ファイルをアップロードしたら、ブラウザで管理画面にアクセスしてSMTP設定を行います。

1. ブラウザのアドレスバーに「あなたのサイトドメイン/admin_form_fields.php」と入力してアクセスします。
2. IDとパスワードでログインします。
3. 管理画面をスクロールし、「SMTP設定」という項目を見つけます。


このフォームにご利用のサーバー情報を入力します。

4. ご利用のレンタルサーバーやメールサービスから提供されたSMTP情報を、各項目に入力します。
   • SMTPホスト: メール送信サーバー名（例: smtp.lolipop.jp, mail.example.com）。サーバーの「住所」にあたります。
   • ポート番号: サーバーに接続するための「ドア」の番号です。一般的には 587 (TLS) または 465 (SSL) を使用します。
   • 暗号化: 通信を安全にするための方式です。通常は「TLS」を選択します。サーバーによっては「SSL」の場合もあります。
   • SMTPユーザー名: メール送信の認証に使うメールアドレスです。（例: info@yourdomain.com）
   • SMTPパスワード: 上記メールアドレスのログインパスワードです。※Gmailの場合は「アプリパスワード」が必要です。（後述）
   • 送信元メールアドレス: お客様にメールが届いた際に差出人として表示されるアドレスです。通常、SMTPユーザー名と同じものを入力します。
   • 送信者名: お客様にメールが届いた際に表示される名前です。（例: 会社名、店舗名、サービス名など）
5. すべての入力が終わったら、「SMTP設定を更新」ボタンをクリックして設定を保存します。

テスト送信して完了！

お疲れ様でした！これですべての設定は完了です。
実際にあなたのサイトのフォームからテスト送信を行い、自動返信メールがきちんと届くか確認してみましょう。